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第10回 I-HDF研究会
大会長 友 雅司
大分大学医学部附属臨床医工学センター 診療教授

 このたび、第10回I-HDF研究会を担当することになり、令和8年12月20日(日)一橋大学 一橋講堂(東京・東京都千代田区一ツ橋)において開催する予定としております。

 わが国において、オンラインHDFは急速に普及し、2023年末にはHDF患者は213,721人であり、維持透析患者全体の63.3%を占めております。I-HDFは2012年に診療報酬に認可され、日本透析医学会で初めて患者数が集計された2015年には3540名でした。当時はオンラインHDF患者の十分の一に満たない患者数でした。以来、IHDFは飛躍的に発展し、2023年末には患者数は10倍以上の64,489人と報告されています。

 現状の種々の療法を日本透析医学会の統計調査資料から検討してみるとオンラインHDF療法を施行している患者の年齢はHD患者よりも若く、透析歴も長くなっており、関節痛等を訴える患者に用いられることが多いようです。一方、I-HDF療法患者はHD患者とまったく同じような年齢・透析歴になっており、循環動態の不安定な患者に使用されるケースが多いようです。

 今回の学術集会では学術集会のテーマを「I-HDF-どうなる、そして どうする?」として、I-HDFの基礎となる技術の萌芽を顧みるとともに、I-HDFのこれまでの軌跡、I-HDFのこれからの展望について議論できればと考えております。

 I-HDF療法の可能性を検討するとともに、透析低血圧や透析困難症に対するI-HDF療法の優位性を示すことで高齢透析患者の増加している本邦においてI-HDF療法の更なる発展を目指す学術集会にしたいと考えています。

 多くの医師・臨床工学技士・看護師さんと一緒にI-HDF療法を含む、すべての腎代替療法に関して活発な意見交換ができる開かれた研究会を目指していきたいと思います。
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